Christmas 「クグロフ&リュスティック」レッスン

12月に入りました。

今月はクリスマスの特別レッスンとなっています。


ひとつめのレッスンはオーストリアのクリスマス時期にはかかせないクグロフを作ります。フランスのアルザス地方やドイツなどでも食べられていて、マリーアントワネットの好きな食べ物だったということでも知られています。


クグロフは発酵菓子でケーキタイプのものとパンタイプのものがありますが、今回はブリオッシュ生地のパンタイプのものを小さめのブリオッシュ型を使い、中に入れるフィリングを変えて2種類作ります。酵母は市販のエゾヤマザクラのサクランボから作られている酵母を使っています。


ひとつは紅茶で煮たシチュード・プルーンやラム酒漬けしたデーツを入れたちょっぴり大人向けのフィリングにクリスマスらしい飾り付けをし、もうひとつはクランベリーやチョコ等を入れ、お子さんでも食べやすいフィリングにシンプルに粉糖で飾った仕上げしています。フィリングがゴロゴロ入っているので、生地をしっかり巻き込むのが少し難しいかもしれません。


あわせて作るのがフランスパンの一種のリュスティックです。今回は、ルヴァン種を使っています。水分をとても多く含む生地で、とてもべたつくので「形」になりません。そのためきちんとした「成型」をしないパンなのですが、成型には少し手間取ります。生地作りにさほど手間はかかりませんが、低温で長時間発酵させて小麦粉のおいしさを引き出し気泡の大きいモッチリとしたパンにします。


クリスマス・レッスンでは生地作りはいたしませんが、リュスティックの生地作りをする通常のレッスンもそのうちやってみたいと思っています。ただしその際には、ゆるいゆるい生地なので、それを持ち帰りいただくのにタッパーご持参をお願いしないといけないかと思います(^^)


クリスマス・パンで12月を楽しんでいきます♪