「プレッツェル&ルバーブ・クランブル」レッスン

今月、3つ目のお酒とともに楽しんでいただきたいパンは、「プレッツェル」になります。

 

プレッツェルはベーグル同様茹でて仕上げの発酵をすることで、むっちりした噛みごたえになります。ベーグルはツヤ出しをするのに茹でるときにお砂糖やハチミツ等を使いますが、家庭でプレッツェルを作る際は「重曹」を入れることで、しっかりしたブラウンの焼き色を出します。

 

今回は「腕組み」という意味の「プレッツェル」成型とスティック型とに成型をします。「プレッツェル」型は記事を30cm程度の長さの棒状に伸ばしていく必要があるのですが、生地を伸ばすのを慣れていないと少々その工程は難しいかもしれません。

 

もうひとつは、酵母を少し使ったパイ生地にルバーブとシナモン風味のクランブルをのせて焼いた「ルバーブ・クランブル」を作ります。

 

ルバーブは蕗のような茎状の野菜で生だと酸味が強く、また繊維があるのですが、加熱するとすぐ柔らかくなり繊維も気にならなくなります。そして鮮やかな赤い色が際立ってきます。最近はジャムをよくみかけるようになってきましたが、お砂糖と加熱するとラズベリーのような味わいになります。

 

こちらはレッスン中にパイ生地を作っていただいていますが、折り込み回数を少なくしとても簡易なバージョンにしています。

 

試食時にはスティック型のプレッツェルにウィンナーソーセージを挟んでホットドックにして召し上がっていただいています。表面に岩塩をふっているので、その塩気と噛みごたえのある生地に「これはビールにあいます!」とご感想いただいています(^^)

 

ルバーブ・クランブルにはバニラアイスを添え、ルバーブの酸味とアイスの甘みのマッチングを楽しんでいただいています。

 

しょっぱいものも甘いもの両方楽しめて嬉しいです♪と生徒さんからコメントいただきました(^^)

 

通常打ち終えた生地はきれいに丸めてお持ち帰りいただき一次発酵をしていただきますが、プレッツェルは生地を作った後、すぐに分割、ベンチ後成型し、それをお持ち帰りいただきます。今の時期ですとご帰宅いただく1時間後位でちょうど「茹で」時間になるかと思います。

 

プレッツェルは発酵時間が通常のパンより短くて済むので、時間がない時や暑くてキッチンに立つのもおっくうになりがちな今頃の季節に作りやすいパンとしておすすめです!