クリスマス「パネトーネ&トマト・クーペ」レッスン

12月に入って慌ただしくしていましたら、あっという間に今年もあとわずか、クリスマスまであと2日でになっておりました。

 

今年のクリスマス・レッスンの3つ目は「パネトーネ」と「トマト・クーペ」です。

 

パネトーネはイタリアでクリスマス時期に食べられるブリオッシュタイプの生地にラム酒漬けされたフルーツをたくさん入れたパンになります。通常のブリオッシュバターもたっぷり、卵も卵黄だけを使うとてもリッチな生地です。

 

正統なパネトーネは「パネトーネ種」を使って焼かれたものになるのですが、今年は入手しやすい市販の酵母を使い、また風味をアップするためにミックス・フルーツ酵母のエキスも入れたパネトーネにいたしました。フルーツ酵母のエキスを入れることにより、時間がたってもさらにしっとり感が保てるようになったと感じています。

 

パネトーネの生地作りで大変なところは、バター量が多いので、まずバターを生地に揉み込むところです。そして、そのあとラム酒漬けしたフルーツを生地に揉み込むところです。あまり強く揉み込むとフルーツの油脂や水分で生地が切れてしまい生地がベタベタになってしまうので、生地の扱いの力加減が慣れてないうちは難しいかと思います。

 

でもその大変さも、しっとりしながらフワフワな生地にラム酒とフルーツの香り薫るパネトーネを口にした瞬間に忘れます(^^)

 

あわせて作ります食事パンは、パネトーネがイタリアのパンなので、イタリア的な風味のパンでまとめました。仕込水にダイス・トマトを使ったトマト・クーペです。トマト風味の生地にバジルを入れ、またドライ・トマトも巻き込んでいます。このままでスープなどと召し上がっていただいたり、チーズをのせて軽くトーストしても美味しいパンです。

 

パネトーネは仕上げに粉糖をかけ、ラッピングしてお持ち帰りいただきます。そして、食べごろは焼きあげてから3日目以降なので、召し上がっていただくのはそれまで待ってくださいね、と改めてお願いしています(^^)

 

みなさんがお作りになられたクリスマス・パンで楽しい12月、クリスマスをお過ごしいただけましたら幸いです。