今年3つ目のクリスマス・レッスンの「パネトーネ&セサミ・チーズ」です。
パネトーネはイタリアでクリスマス時期に食べられるリッチなブリオッシュ生地にラム酒漬けされたフルーツが入ったパンです。
よく見られるパネトーネはマフィンを大きくしたような筒型のものかと思います。今回は表面をマカロン風の生地のトッピングで覆い浅型に焼いています。これはどちらかというとイースターに食べられるパネトーネによく似たパンで鳩型に焼く「コロンバ」というパンに近いかと思います。
昨年ミラノを訪れた際に、近隣のパティシエが作った自慢のパネトーネを集めた期間限定のショップがあり、そこで色々アレンジされたパネトーネを見たので今年は少しアレンジをしてみました。
パネトーネは本来パネトーネ酵母を使って作られるのですが、今年はレーズン酵母とレーズン酵母エキスを使っています。表面のトッピングがサクサク、中はしっとりとした生地です。
あわせて作る食事パンは、黒ごま入りの生地を成型する際にチーズを包み、焼成時にクープを入れ花びらが重なりお花が咲いたように成型をします。
少々細かい成型になり、黙々とみなさんに作業していただきます(^^)パネトーネの成型に手がかからないため、こちらのパンの成型を頑張っていただくことにいたしました。
クープを入れる加減でお花の開き具合、チーズの出方が変わるのが難しいところではあります。
クリスマス(のパン)というとシュトーレンというのはだいぶ認知度が高くなったと思いますが、個人的にクリスマス・ブレッドの中ではパネトーネが一番好みです。そのまま食べても、軽くトーストしてアイスクリームを添えてデザート的に召し上がっていただいてもお勧めです。
先日、友人がトーストしたパネトーネにクローテッド・クリームを添えて食べたところ、すっかり気に入ってしまったとのことでした(^^)ぜひお試しください!
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