クリスマス・レッスンの2つ目はイタリアでクリスマス時期に食べられる発酵菓子「パネトーネ」です。
パネトーネは通常のブリオッシュ生地よりもさらにお砂糖、卵、バターが入った生地にラム酒漬けしたフルーツが豊富に入ったリッチな風味のパンです。
パネトーネはイタリアコモ湖周辺で採取される「パネトーネ酵母」を使用して作られるものなのですが本来のものです。
パネトーネは大きく膨らませることも肝心ですので、昨年まではそのパネトーネ酵母が含まれている市販の酵母等を使い作っていましたが、今年は自家製の酵母のみで作ってみることにしました。中に入れるフルーツとあわせ、ドライフルーツが数種混ざっているドライミックスフルーツを発酵させ、元種しています。
自家製の酵母で作るだけあってこれまでのパネトーネよりも一次発酵も仕上げ発酵にも時間がかかりますが、食感はこれまでよりももっちりよりパンに近づいた食感になりました。
あわせて作るパンは、レモンの香りのブリオッシュ生地の「フルール・ド・リス」です。イタリア、メディチ家の紋章にも使われているアイリスの花をイメージした編みパンです。アイリスは聖母マリアの象徴ともされていますので、クリスマスのこの時期にふさわしいかと思い選んでました。
最近はクリスマスのパンとしてシュトーレンの方が認知度が高いようなのですが、私はパネトーネも大好きです。ただお酒が飲めないためフルーツをあまり長めにラム酒に漬けたものを使うと食べた後に頭が痛くなってしまうので気を付けないといけないのです(><)
まだパネトーネをお試しになられたことがない方にはぜひ一度召し上がってみていただきたいクリスマスのパンです。
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